近ごろ、鉛筆で文字を書くことは
ほとんどなくなりましたが、
かつては朝の鉛筆削りが、仕事はじめの
きまりごとでした。
カッターナイフで削ります。
高校時代から愛用のカッターをつかっていました。
いまも、それを持っていますが、
もはや鉛筆は削りません。
『長野まゆみの偏愛耽美選集』の編者解説で記した
スワンスタビロのMICRO8000を
原稿書きにも使っていました。
短くなったらホルダーに差しこみ、
最後の最後まで(軸が小さな三角形になるくらい)
つかいきったものです。
先日、ロシアの大統領と国防相が会談している
ニュース映像で
わたしが注目したのは
(たぶんわたしの読者のかたたちも同様かと)
机まわりの高級事務用品でした。
緑と黒の華麗なモアレが目を惹く
孔雀石のペンスタンドや時計など。
しかも、ペンスタンドには同系色の鉛筆がぎっしり!
鉛筆????
何度か見直しましたが鉛筆にしか見えない。
それもきれいに高さがそろっている。
まだ、事務用品としての鉛筆が生きているとは驚きでした。
わたしも絵を描くときの下書きは
いまだに鉛筆です。
しかし、これにペン入れをし、
スキャンしてパソコンで彩色しようとしますと
画面がゴミだらけになるので、
消しゴムかけ(デジタルの)、
という余分な作業が発生します。
連載原稿をかかえているあいだは、
ペンタブレットになじむ時間を確保できなかったので、
ようやく一息ついたいま、
あれこれ試運転中です。
ほんとうはそのまえに
部屋の片づけと衣替えがあるのですけども、
お絵かきのほうが、愉しいですからね~。
コトリッキを描いているところです。
完成までは、まだちょっとかかります。
今月の鉱石倶楽部は
先月ご案内したスペシャル「ツモリッキ」の普及版の
販売をおこなう予定です。
ちょっと風変わりなパッケージになっています。