
けさは砂糖で煮る柚子ジャムを紹介したけれど、実は柚子はスパイスと、とっても相性がよい(柚子胡椒ってものがあるのだし、スパイシーなジャムも大ありなわけで)。砂糖とともに、シナモン、クローブ、粒黒胡椒をくわえ、ブランデーなどをふりかけて煮る。すこぶる、おいしい。
当然だが、国産の柑橘類をえらぶ。分量は保存びんの容量にあわせて。今回のは、ふつうの大きさの柚子3個分。なかみを取りのぞいて、皮だけを鍋で茹でこぼす。念のため水をいれかえて2回(国産とはいえ、農薬は使っているから)。茹であがったら、皮を細かくきざむ。それを鍋に。皮の分量の8割くらいの砂糖と50CCくらいの水をくわえ、クローブを5粒、シナモンスティック1本、黒胡椒はお好みで。ブランデーで香りをつける。そのまま、20分くらい気ながに煮詰める(焦げないよう気をつけて)。砂糖の分量が気になる人は、少なめでもできる。その場合はジャムではなく、柚子のプレッセの感じにしあがる(つやはあまりないが、さっぱりした味。長期保存には向かないので、さっさと食べること)。たっぷりの砂糖で煮詰めたものは、密封しておけば冷凍庫で翌年のシーズンまで大丈夫(ふつうはそのまえに、たいらげてしまうけども)。