
スペースの都合で、耳猫ショップページの少年店長の画像に作者の吉田美和子さんの情報を載せられないので、ここでご紹介を。
吉田さんは1996年より、球体関節人形の制作をしていらっしゃる。文春文庫『天然理科少年』のカバーを飾ってくれた少年も吉田さん作。わたしがこの少年たちと出会ったきっかけや、文庫カバーに登場してもらうまでのいきさつは、文庫の巻末をごらんいただければ。
日ごろ、人形が大好き、というわけではない。どちらかといば、苦手なほう。それでも、被写体としてすぐれているものには、惹かれる。作者の個人的な思いいれを越えた、作品であることが条件。この考えは、だぶん小説の場合にもあてはまる。作品と作者は、同一のように見えて、実はそうでもない。時のながれとともに、わかれるもの。それは過去の作品と作者が証明している。
耳猫少年店長(名前はない)は、もともと少し伏し目がちなので、画像では居眠り中のように見えるが、ちゃんと働いている(はず)。
着ているのは、ギンガムの夏服。これは吉田さん作ではなく、耳猫関係者が仕立てたもの。このほかにも衣裳がある。
3月までは耳猫風信社の実店舗で働いていた。ご来店くださったかたは、ご承知のとおり。そのうちまた、じかにご覧いただける機会をつくりたい。