
庭で咲いたフリージアを、雨がふるまえにつんで、挿けてみた。黄色の花が好きなので、庭でもあれこれ育てている。まだ寒い季節に咲くトサミズキやニホンスイセン、今はモッコウバラの花盛り。ほんとうは、レンギョウもヤマブキもほしいけれど、庭がせまいのでがまん。
ロウバイ、サンシュユ、エニシダ、ビヨウヤナギ、キンシバイも、育ててみたい。スミレもスイレンも黄色が好き。むろん、白や紫がきらいなわけではない。
ひところ(というのは『東京少年』を書いていたころ)は、原稿を書くための取材をかねて黒い花ばかり育てていた。ネモフィラの黒をはじめ、黒スミレ、黒椿、黒花のジャーマンアイリスやチョコレートコスモス、黒花のタチアオイなど。
どれも、品種改良による黒花だったので、わたしのようにいいかげんんな園芸をしている者には育てにくく、いつのまにか花が咲かなくなり、姿を消した。黒椿はのこっているけれども、花は黒というよりは濃い紅。
今は荒れ地の裏庭を、どうするか悩んでいる。おまけに時間がなくて手がまわらず、草ぼうぼう。雨あがりの土のやわらかいうちに、せめて目立つ雑草だけでもぬいておこうとしたところ、あたふたとあらわれたのは、オンブバッタ!あわてて、オスを落っことしてしまったもよう。メスの半分くらいしかないオスが、草むらに(笑)
というわけで、草取りは中止してバッタに詫びを云っておいた。お騒がせしてごめん!