このところ、つづけて昔のお菓子の話題なのは、「文藝」秋号で掲載予定のお菓子にまつわる年譜風の小説の原稿を書いている最中だから。
さてと、これは森永ハイクラウンチョコレートのおまけとして’70年代後半に封入されていた、フェアリーカード。描いたのは、イギリスの画家でシシリー・メアリー・バーカー(1895~1973)。
カード入りのハイクラウンが出たのは、高校2年のころ。アルファベットでそろうシリーズがあり、AからZまであつめようとした。ところが、おまけの常で、同じものが何度も出る。そこで学校で友だちと交換する。
ここにあげた3枚は、レートが高く、1:1では交換できなかったもの。基本は1:5。1:8までハネあがったこともあった。
わたしは独力でこの3枚をやっとあつめたけれど、当時、ハイクラウンを100箱は買ったなあ。
でも楽しかった。今も、この3枚はぜったいにゆずらない(笑)。
フェアリーカードのほとんどは、見た目が少女なのだけれど、BとJとRの3枚は、少年とみなしてもよいものだった。アルファベットシリーズ以外では、栗、ドングリ、イチイ、オオバコ、さくら、ポピー、スズカケも少年だったが、特別あつかいはなく、交換レートは1:1だった。
Jのジャスミンも好きだけど、この画像でわざと半分かくしてあるRのロビン(ナデシコ)がいちばん好き。