
きのうの7月10日、浅草寺のほおずき市へ行った。この日にお参りすると4万6千日分の功徳があると云われているので、たいへんな、にぎわいだった。
子どものころは「つりしのぶ」を買ってきて、軒につるしておいたものだが、今となっては黒鉄風鈴の音も、騒音となってしまうし、そもそも黒鉄風鈴なんていうものはほとんどなくて、吹き玉の風鈴に、かなり暑苦しい彩色をほどこしたものばかりだった。
さらっと、淡く水いろの線でも引いてあれば粋なのに、どうしてあんなにべったり色をつけてしまうのだか。
たのしみのお昼。浅草に来たら、穴子だ、というわけで、立ちよった店の、蒸し穴子ののった冷やしうどんは、だしが格別で、とってもおいしかった。
家に帰りつき、「それで雷除けは?」と妹にきかれて、すっかり忘れていたことを思いだした。何しに行ったんだか。お参りはしたし、人形焼きも買ったんだけども。