
葛切りを、水でもどすところから、つくってみました。二時間以上、水につけて、沸騰したお湯で15分煮て、そのあと10分蒸らして、流水であらい、氷水につけて、やっといただくことが(笑)。おいしいけど、なかなか大変。
さて、『左近の桜』が刊行されました。店頭でごらんいただけたでしょうか。染織家の望月通陽氏が、たのしく味わいのある装丁画を製作してくださいました。染色の型紙つくりは、「彫る」ことであるとおっしゃる望月氏の、まさに彫りこまれた線のひろがりを、見つめていただければ、と思います。
RISOの「プリントごっこ」が製造中止であるという状況のなか、わたしも線のありかたを考えなおし、シルクスクリーンなり、ほかの方法なりで、版画をこころみなければなるまいと、思うしだいです。
しぶ紙で型紙をつくる染めものも、シルクスクリーンも学校時代に手法は学んだのですが、なかなか、てごわい相手です。