小鳥のゼリー型で、東洋風のブラン・マンジェをつくってみた。フランス菓子ならば、アーモンド粉でつくるところを、杏の仁(じん)の粉で。ようするに、杏仁豆腐である。
フランス語のblanc mangerは、「白いたべもの」という意味で、お菓子としてはかなり古くからあるものだそうだ。アーモンド乳とゼラチンと砂糖でつくる。
フランス風にブラン・マンジェをつくる場合は、牛乳にアーモンド粉をまぜて、一晩ねかせる。それをしぼってつかう。
杏仁粉をつかえば、あとは牛乳と寒天と砂糖を用意するだけ。ぜんぶお鍋にいれて、煮立てればよい。わたしは砂糖を甜菜糖にするので、すこし色がつく。真っ白にしあげたいときはグラニュー糖を、というのがお菓子の基本だが、グラニュー糖はつかいたくないので、「真っ白」ものぞまない。
このあと、ラズベリーソースをかけて、おやつ時間。
先に予告した、耳猫風信社の〈夏のおたのしみ袋〉に、はいっているのもこの小鳥のゼリー型。みなさんも、ぜひたのしいゼリーづくりを!