
きょうは、都会のホテルのラウンジでアフタヌーンティーを。マンダリンオリエンタル東京の地上38階。窓ぎわのテーブルの足もとまでガラス窓になっているので、すぐ真下に高速道路とJRの線路がある。
いっしょにお茶をした友人によれば、これが夜景だと車と電車のあかりが流れるようすが、なんだかいいのよ、と。なるほど。夜はバー・ラウンジになるそうだ。
昼はティー・ラウンジで、ここはビュッフェスタイルではなく、アフタヌーンティーセットが供される。すわったまま、お菓子をたのしみ、好きなだけお茶をおかわりし、ひたすらおしゃべりをする。飛行船が飛ぶのをながめ、東京湾のぼやけた夏景色をのぞむ。
化粧室のパウダールームにも、すこ~んとひらけた窓があり、ここがまた夜景の真ん中に飛びこんだみたいで、気持ちいいの、とは先の友人。
たしかに。わたしも東京の夜景は大好き。このびっしりぎっしりと、大小さまざまな建築が無秩序につまっている街は、ほかのどこにもないから。夜景も野放図(のほうず)。
近ごろは、夜の外出をほとんどしないので、なかなかお目にかかれないけれども。
学生のころに、新宿のバビントンティールームによく出かけた友だちとのティータイムだったので、レモンパイやスコーンの話題で昔をなつかしんだ。