
小さな金魚鉢に、紅い金魚が泳いでいるような水菓子。夏の寒天のお菓子は、まずは目でたのしみ、つづけて、つるんとした冷たさを味わうものなり。
市販品がすこし不安なのは、添加物が異常に多いこと。小さな文字でびっしり書いてある。記載があるだけ、良心的ではあるのだが。
でも、自分でつくるとすると紅い金魚はむり。黒きくらげで、〈でめきん〉ということにするのはどうかな、とよけいなことを考えつつ。半分だけいただく。
この湿度の高い時期に、テーブルのうえに昼のあいだじゅう放っておいても、カビひとつ生えない市販のパンがある。あれは怪しい。
でも、それを云っていたら、防災用の非常食などそなえておけない・・・。
まもなく9月1日なので、また非常食の入れかえをしなければ。実はわたし、これは心苦しく思いつつも保存期限の過ぎたものは捨てている。
いざというときには、半年分の賞味期限をすぎた食品でも口にするだろうけど。平常時には、「酸化防止剤」と書いてあるものはできるだけ買わない。酸化防止剤としてなにを用いているのか、明記がないものはとくに。
むろん、それらは食品への添加が法的に認められたものであはるが、だから、安全だとは、かぎらないというていどの疑いは、日常的に持つべきだと考えている。